2012年5月16日、東京都奥多摩町日原に巨樹・巨木めぐりに行って来ました。
奥多摩町は、環境省の全国巨樹・巨木林調査では、登録された巨樹・巨木が、1016本と日本一多いそうです。
その90%以上が日原にあり、日原林道沿いには巨樹が6本ほど点在し、巨樹めぐりを堪能できました。
ガニ沢出合いのカツラ 幹周り7.1m 高さ31m 日原林道の日原川とガニ沢が合流する川原に生育しています。 川原側から見ると、大きな岩の上に立っているのがわかります。 樹齢は推定で500年位。 苔むした木肌が神聖な雰囲気を醸し出しています。
金袋山のミズナラ 幹周り7.5m 高さ20m 日原鍾乳洞近くの、一石神社境内から、ロープのはられた急登な悪路を歩いて、1時間半ほど、標高1133mに不安定な格好で立っていました。さながら恐竜の背中のように見えます。 幹の上部にあるヒルの口のようなコブだが、かってはここに別の木の枝をくわえていたそうです。 樹齢は推定で400年位
鍛冶小屋くぼのトチノキ 幹周り5.4m 高さ35m 「名栗沢のトチノキ」から20分くらい上流にあり、急斜面に立っています。 「名栗沢のトチノキ」と甲乙付けがたい名木でした。 巨樹・巨木の学問的な定義はありませんが、環境省が行った「巨樹・巨木林調査」では、地上1.3mの幹の周囲が3m以上の樹木を対称にしているそうです。
天狗のカツラ 幹周り7.4m 高さ40m 「名栗沢のトチノキ」から日原林道を400mほど奥に行った場所にある巨樹です。 途中から出ている大きな枝が天狗の鼻のように見えることから名づけられたそうです。 幹回りも7m以上あり、圧倒的な存在感がありました。 周りが植林された杉の木が並び、このカツラだけが伐採されずに残ったのも奇跡的です。
名栗沢のトチノキ 幹周り5.5m 高さ24m 日原林道からほんの少し登ったところにあるトチノキです。 かなりの急斜面にあり、見上げるとくらくらしました。 樹齢は推定で400年位。 トチノキは沢筋や谷沿いなどの土壌・水分状態の良好な場所に多く、巨木になることも多いそうです。
倉沢のヒノキ 幹周り6.3m 高さ34m 登り口から急な山道を約15分ほど、いきなり目の前に巨大なその姿が現れます。 東京都指定天然記念物で、地元では「千年の大ヒノキ」と呼ばれ親しまれています。 避雷針が取り付けられていました。